[日程] 2024年6月17日(月),6月24日(月) [全2回] [時間] 18:00~20:40[75分×2] [担当] 伊香匡史「大学への数学」執筆者 「場合の数」,「確率」を得意分野にします. これらの分野では「いかにして数えるか」がすべてです.苦手と感じるのであれば,それは「数え方」が身についていないのです.一番基礎にあたる部分-順列,組合せから,自分の手で導いていきましょう. えっ,nPkもnCkも知っているって?もちろんそうでしょう.受験生ともなれば知っていて当然です.では何故知っているのに出来ないのか.これらが本当の意味では自分のものになっていないからではないでしょうか. この講座は「入門講座」です.すべてのことを一から自分の手で導いていきます.そうしていくことで,単に考え方の公式を手に入れるだけでなく,様々で局面でどんな見方,考え方をしたらいいか,何に着目すると数えやすいのか,を学んでいきます. 自分の望むものが数えられるようになれば,確率は易しい.確率の分かりにくさは,何を「同一視するのか」が分かりにくい点にあります.ひとつの問題に様々なレベルでの同一視を行うことで,分母分子がどう変わるのか,どの数え方が自分に合っているか,その問題に適しているかを探ってみましょう. 考え方の土台となる基本的な内容に重点をおきますが,一流大学を目指す受験生にとっても,この時期に一度,自分の手で1stepずつ構成していくことは無駄にはなりません.今まで後回しにしていたこの分野の問題に,積極的に取り組めるようになるでしょう.「場合の数」,「確率」に苦手と不安を感じる全ての高校生,大学受験生の受講を歓迎します. [注] 春期講習の「数III(微積分)の基盤」と同様に,一旦全ての知識を忘れて,何もないところから1つずつ組み上げていくのが目標です.発展的な内容よりは,基本的な部分に焦点を当てていることに注意してください. |